2010.12.16

中年バンド

 最近ひょんなきっかけで中年層で構成される、いわゆるオヤジバンドに参加することになった。担当は全く専門外のドラムである。

 なぜ、専門外のドラムを?
 実は、子供の頃から太鼓をたたくのが好きだったのだ。小学校のクラスの合奏では小太鼓(スネア)を自ら立候補して担当していた記憶がある。ただ、学校全体で行う鼓笛隊(マーチングバンドのようなもので、地域の小学校数校で発表会みたいなものがあった)では、見た目に華がなかったためか、花形の大太鼓、小太鼓には選ばれず、縦笛(!)という完全なその他大勢組のひとりであった。

 高校、大学とそれぞれブラバンとフツーのバンドにてサックスを担当していたが、お遊びでドラムを叩かせてもらったことはあるため、大まかな奏法は知っていた(といっても教則本も見ずに、素人判断のイメージで叩いているだけ)。更に社会人になってもこれまたお遊びで何度か叩いていたのである。
 ドラムというパートは、スタジオ練習ではスティックさえ持っていればすぐ演奏ができるという特性がある。遊びで叩いていた延長で、偶然スティックを持っていたというきっかけで、自然とドラム担当になってしまったのだ。
 ドラムは難しい楽器ではあるが、ギターやピアノと比べると、音階やコードがない分、習得のハードルは低そうに感じる。これから練習が始まるが、当然家にドラムはないため、イメージトレーニングとスタジオでの個人練習(有料)が主体になってしまうのがネックである。

 さて、バンド活動をはじめて、ほぼ20年ぶりに練習スタジオに頻繁に出入りすることになった。そもそも20年くらい前にバンドブームがあって以降、バンドで音楽をやる、なんていう活動は下火になっているかと思いきや、結構スタジオはどこも盛況である。それも40代、50代のかつてのバンドキッズであったおじさま方主体かと思ったら、大学生くらいの若者も大勢いるのである。裾野が広そうな世界だ。

さぁ、40代の趣味がどのように発展していくのか楽しみだ。

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2006.01.31

ギタレレ

 最近新しいエレキギターとアコースティックギターが欲しいな、と思っていたのだが、突然、会社の後輩の女性からギタレレをもらうことになった。彼女によれば、ギタレレを買ってみたはいいものの、チューニングもよくわからないし、弾き方もよくわからないので、ヒトに譲るとのことであった。
 ギタレレはヤマハの作っている楽器で、ギターをひとまわり小さくしたもので、運指はギターと同じようだ。全体のスケールが短いので、ギターの5フレにカポをつけた状態と同じ音になっている。1〜4弦がウクレレと同じで、全体としてはギターと同じようなバランスで弦が張られている。ウクレレのように弾くもよし、ギターと同じ様にベース音をきかせた伴奏も可能である。久しぶりにナイロン弦を弾いたのも新鮮だった。
 さて、楽器をもらったはいいものの、結局ギタレレにふさわしい曲、というのがよくわからない。ギターのレパートリーから曲を奏でても、いまいちピンと来ない。かといって、ウクレレ曲のスタンダードもよくわからない。弦楽器の中で、最も簡単な楽器はウクレレらしいのだが、弾き方がわからなければどうしていいものか。
 現時点ではギターのミニスケール楽器としての利用法しかわからないが、おいおい、ギタレレならではの演奏法を身につけようとと思う。

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2005.11.09

FEEDER日本公演

 渋谷のAXで行われたFEEDERの東京公演に行って来た。同い年の友人と待ち合わせて、オッサン二人で久々のライブである。
 ご存知の通り、FEEDERは日本人のタカ・ヒロセ氏(ベース)がいるイギリスのメジャーバンドである。ごく当たり前に日本人のいる海外の有名バンドが、日本のフツーのライブハウスで凱旋公演、というのがフツーにできる時代になったのだ。感慨である。一昔前では考えづらいことだ。
 このバンドはメンバーに日本人がいる、ということより、美しいメロディ、ディストーションギター、イギリス風、という私の最近の音楽のツボを満たしているので、にわかに好きになって、あまり予備知識のないままライブにいったのである。
 もちろん我々は30代のオッサンであるので、あまりでしゃばらず端っこでひっそり盛り上がっていた。
 このバンドのファンの特徴は、ボーカルのグラント・ニコラス氏のプチ・イケメンぶりに女性のファンが多い。それに基本的にウツクシイメロディの曲が多い、と行った事情からか、性格のいいヒトが多そうである。
 最後にヒロセ氏が数十人の観客をステージに上げてみんなで大暴れ、という演出があったのだが、ステージに上がった皆さんは盛り上がって暴れつつも、演奏の邪魔をすることなくみんなが一体となって楽しむ、というマナーをきちんと守っていた。日本の洋楽ファンというのは基本的に善男善女なのである。
 私も10代20代だったら迷わずステージに上がっていたのだろうが、いかんせんオッサンだったので隅で大人しくしていた。盛り上がる若い皆さんを目を細めてうらやましく見つめていたのであった。

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2005.10.26

ギターを買いたい

 歳をとってくると、穏やかで渋い音楽を好む様になるのが世の常だが、私は若い頃に増して、激しい音が好きになってきている。昔は今よりキレイな音が好きだった様に思うのだが、今では特にディストーションの効いたギターの音が入っている曲がiPodの必須アイテムになってしまっている。もちろんアコースティックの澄んだギターも好きなのだが、最近どんな音楽を聴いても、何故かギターの音ばかり気になってしまう。
 学生の頃は、サクソフォニストだったので、多少の音楽の心得はあるのだが、最近とみにギターがひきたくてしょうがない。実は学生の頃買った安いギターを持っているのだが、真面目に練習したことはないし、どうも自分にはしっくりこないものであった。学生時代、友人やバンド仲間のギターを触らせてもらったら、思いのほか扱いやすかったので、「自分に合うギター」というものがあるのだろう。
 そんなわけで、この歳になってものすごくギターが欲しくなり、楽器店に行ってみた。そこで気づいたのだが、私のようないい大人が楽器を買う時に必ずくぐらなければならない関門があるのだ。それはギターの試奏である。そこでは様々なリフ披露会が購買者によって繰り広げられているのだった。店中に響き渡る大音量でアンプを通して、音を確かめるためにそれ相応のリフを弾くの必要があるのである。特に20代後半以降のギタリストの皆さんは手慣れたもので、ブルースによくあるこじゃれたフレーズを弾きこなしている。昔はギターショップと言えばメタルの速弾きが全盛だったものだが、みんな品がよくなったものである。その他天国への階段(ウェインズワールドより)もあるし、10代の少年が、スピッツの有名な曲(タイトル忘れた)のイントロのアルペジオをたどたどしく弾いているのも見た事がある。ちょっと痛々しかった。
 それはさておき、私は年相応で現場で弾いても恥ずかしくないフレーズ集を持ち合わせていない。最初から「初心者なもので」と言ってしまえばいいのだろうが、そうすれば「アンプは買わなくてもいいのか」とか、必要以上の説明を受けてしまいそうでそれもおっくうである。ギターを買うために、まず試奏用のフレーズ集を練習してから臨まなくてはいけない、という訳で、これからギター購入のためのギター練習をしようと思う。可哀想なおじさん。

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2005.09.23

洋楽の趣味

 我々おじさん世代の何割かは、MTVやベストヒットUSAを見て、音楽は主に洋楽を聴いてきた。最近でこそ、チャートで流れる音楽は、洋楽、J-POPと混在しているが、昔は明らかに「洋楽しか聴かない」という層がいたものである。私も「しか」という限定はなかったが、比較的洋楽を中心に聴いて来た。
 しかし同世代の友人の嗜好は明らかに変化している。多くの人間がヒットチャートの音楽には飽き足らず、よりディープな世界に入って行く人がほとんどなのだ。例えばプログレッシブな方向に行く人、70年代、60年代と過去に回帰していく人、ジャズに向かう人、HM/HRなどよりハードな方向へ向かう人、英米以外の音楽に行く人などなど。つまり、聴き始めの頃の音楽と同じ傾向(流行りものを追いかける)で聴き続ける人というのはあまりいないのである。一方で、聴き始めの頃の音楽にハマってしまい、例えば少し上の世代であれば、ビートルズしか聴かない人、ツェッペリンしか聴かないという人達もいる。
 ところが、私は未だにヒットチャート大好きなおじさんなのである。正直、よりディープな世界へ進んでしまった友人の話にはついていけない。また、昔の音楽を懐かしむのもいいのだが、より新しい刺激が欲しいのである。
 本来趣味の世界というのは人と違うこだわり、というものがあるものだが、私は節操がない方だ。つまり簡単に言うと、「今流行っている音楽」が好きなのである。一応HIPHOPよりはロックの方が好きなので、ブラック色の強いアメリカチャートよりロック色の強いイギリスのチャートの方が好きではある。それも恥ずかしいことに、若い女の子や洋楽を聴き始めの人が熱中しそうなディストーションギターとわかりやすいメロディとROCK&POPセンスが混在した曲がお好みなのである。最近ではロビーウィリアムスや、FEEDER、GREEN DAY、BUSTED、FOO FIGHTERSなど。同じ人気チャートものでも、RADIO HEADではないのがミソ。
 こういった嗜好の人は(同世代には)なかなか多くはなく、最近友人と音楽のネタをする機会も減って来た。オジサン・オバサン世代で同好の方はいないだろうか?

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2005.07.31

ドラムのヒト

 どこのバンドでも、ドラムのメンバーというのは人手不足もしくは適任がいない、ということが多い。だいたいプロのバンドでも、ドラムはひとりだけ太っている、ひとりだけ背が低い、男のバンドにひとりだけ女性、ひとりだけルックスが劣っている、ひとりだけ演奏力が劣っているなど、ドラムだけが浮いている例は枚挙にいとまがない。
 有名バンドを見ても、ビートルズやガンズ&ローゼズしかり、初期の頃にオリジナルのドラマーが解雇されている。エックスジャパンなどのように、ドラムのヒトだけが目立つケースは少なく、最近のオアシスやグレイのように、メンバーとしてドラムを置いていないところすらある。
 そもそもドラムというのは縁の下の力持ちで、最も演奏時間が長く、体力も消耗するのにスポットがあたるのは数少ないソロなど僅かしかない。サックスなどの独奏楽器がほとんど演奏時間がないのに美味しい所だけ持って行くのとは対照的だ。まず目立ちたがりの人や、モテたくて音楽を始める人にとってはあまりやりたくないポジションである。それにアマチュアのバンドでローディーのヒトなんかが付かなければ、あの重いバスドラなどを運ばなければならないこともある。
 それにギターやピアノと違って、気軽に楽器に触れる機会というのはそうそうないので、入り口も狭い。従ってポピュラーミュージックにおいて最も重要なパートのひとつでありながら、有名バンドすら、優秀なドラマーの確保というのは難しいテーマなのだろう。
 逆に言うと、これから楽器を始めるひとにとっては、最も競争率が低く、最も有効求人倍率が高いドラムというポジションは、そこそこのルックスと演奏力さえ身に付けば、引く手あまたの割のいい楽器選びになるかもしれないのである。

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2005.07.26

ロックフェス

 近頃では、日本でもロックフェスが夏の風物詩のひとつになってきている。苗場の山や幕張界隈などがロック一色になるというのもこれまた一興である。ロックを聞いている人口というのは昔より減っているような気がするし、海外のミュージシャンが日本に来る機会もバブルの頃よりは少ないはずだ。それでもロックフェスでは内外の超一流どころが大勢集うという夢のような世界が繰り広げられる。こうしたイベントのルーツをたどれば、昔のウッドストックあたりになるのだろうか。
 それはさておき、欧米の街中っていうのは、ストリートに音楽が溢れている。ロックからクラシックまで素人からプロのミュージシャンまでけっこうあちこちで演っている。日本のようにアコギのストリートミュージシャンが商店街や歩道でやっているだけとは違い、ジャンルも様々だし、実際に演奏人口もやたらと多い。
 自分の旅行で圧巻だったのはオランダのアムステルダムである。もともとストリートミュージシャンや、パフォーマーなんかが沢山いる街だが、9月のある日に街中を歩いていて、妙に人通りが多いと思ったら、夕方から街のあちこちの特設ステージでコンサートが始まったのだ。日比谷の野音のような常設のステージではなく、街中の広場やコーナーというコーナーに臨時のステージが多数出来、ロックやらヒップホップやら、多くのミュ−ジシャンが演奏を始めた。私の見たのはなんと王宮の前(!)である。もちろん客席の横にはハイネケンの屋台が出て、ビールを飲みながら鑑賞ができるのだ。
 しかし。9月のオランダは気温が低かった。長袖でも冷える。ビールもよく冷えてる。それにひとりのミュージシャンも知らない。素人なのかプロなのかもわからない。サマーフェスなのに寒いです。

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2005.04.18

ジャクソン師匠

 TBSドラマ「あいくるしい」で、マイケルジャクソンの「ベンのテーマ」が流れているのを聞いて、あらためてマイケルジャクソン師匠の音楽的足跡に思いを馳せた。何より子供の頃から歌がうまいねぇ。
 最近ではマイケル氏のニュースと言えば、整形と幼児虐待の話題ばかりになってしまったが、マイケル氏のポップミュージック界に与えた影響というのはビートルズに次ぐくらい大きいと思う。
 音楽通を自認する人は、マイケル氏の音楽的功績を認めたがらないのかもしれないが、ブラックミュージック、ロック、ダンスや映像表現に至るまで、世界的に与えた影響というのはかなりのものである。ジャクソンファイブ時代からソウルミュージック出身でありながら、様々なロックミュージシャンやロックギタリストとのコラボレーション、MTVのムーブメントをいち早く活用したビデオクリップなどなど。非常に幅広い展開をして数十年第一線で活躍してきている。人間離れしたタブロイドネタもスターらしさを追求している。
 何より世界の音楽に影響を与えたのは、80年代のビデオでよく使われて来た「チームダンス」のようなものだろう。もちろんマイケル氏が最初ではないのだろうが、こうした団体で踊る、という音楽の表現方法をスタンダードにしたということは言えると思う。
 インド映画なんかの、あのまとまって歌って踊るというスタイルはマイケル氏の影響なのだろうか、それともインドの方が先なのだろうか。
 昔タイのバンコクのホテルに泊まったとき、ホテルのケーブルテレビで流れていたMTVは、インドのMTVムンバイだった(なぜMTVバンコクではなかったのだろう?)。そこでいきなり目にしたのは、インドの人らしき、デニムの上下を着て不良っぽくした(?)若い女性シンガーの「チームダンス」のビデオクリップだった。正直「だせぇ!」というのが感想だった(マイケル氏より相当クオリティが落ちた)が、これはやっぱりマイケル氏の影響をうけているだろう。
 数年前ALIEN ANT FARMが氏の曲をカバーしていたりもしたが、ロックシーンへの影響も大きいだろう。BEAT ITなどはあまりにもベタなリフ(エディヴァンヘイレンですが)ながら、今聞いてもけっこうかっこ良かったりするし。

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2005.02.19

NOW!

 1980年代の日本は洋楽全盛期であった。特に強い影響力があったのが、小林克也氏の「ベストヒットUSA」である。アメリカのヒットチャートを毎週実感できるあの番組は情報源として非情に貴重だった。当時の洋楽キッズたちの過半があの番組を見ていただろう。
 しかし90年代になると、あの番組はなくなり、洋楽と接するテレビ番組も限られて来た。その頃から普及したスカパー!(当時はCSの放送局が乱立していた)やCATVなど多チャンネルの放送にアクセスして、MTVなどを視聴できる人はともかく、一般の地上波しか見られない人にとって、洋楽は身近なものではなくなってきた。好きなら自分の足で情報を収集していかなくてはならなくなった。90年代初頭のハードロックの盛り上がりや、グランジの台頭の後、アメリカの音楽シーンはヒップホップ、ラップばかりになってきてどことなく退屈に思えて来た。
 そんなとき出会ったのが、NOW〜"THAT'S WHAT I CALL MUSIC!"である。ご存知イギリスのヒットチャートの曲を網羅した有名なオムニバスアルバムだ。日本版など様々なNOWはあるが、やはり一番いいのはイギリス輸入版のNOWである。アメリカのチャートに比べてイギリスのチャートにはまだロックが残っている。地上波しか見られない私は、そこでBlur,Oasis,The Boo Radleys,Robbie Williams,Ocean Colour Scene,Suede,Spice Girls,Fatboy Slim,Stereophonics,Jamiroquai,Supergrass,Moby,Coldplay,Feeder,Daft Punk,Bustedなどなど、実際のヒットから数ヶ月遅れで、イギリスのヒットチャートをチェックすることができた。
 90年代後半の洋楽については、ほとんどここから情報を得ていたと行っても良い。
 難しいのは、輸入版のNOWは大手のCDショップしか売っていないことだ。地元の小さなレコード屋、つまり輸入版を置いていないところでは、日本のNOWしか手に入らないのだ。日本版はあまり曲数が多くない。輸入版は値段はそこそこするものの、曲数が多い。
 NOWを購入した当初はロック系が多かったが、年を経るに従い、次第に「フィーチャリングもの」が増えて来て、あまりアメリカのチャートと変わらなくなってきた。そんなとき、またテレビ朝日系列でベストヒットUSAが復活したのだ。久々に見た小林氏は髪がちょぼちょぼになっていた。シーユーネクストウィーク!
 

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2004.12.14

音楽の共通性

 一昔前、そう、1990年代中頃までは、音楽の話題で、他人と情報を共有しやすかった。簡単に言うと、こんなミュージシャンが好き、こんなジャンルが好き、という話をすれば、たとえ聞いたことがない音楽であっても、だいたい想像がついたものだった。洋楽というジャンルだと、現在40歳前後の人どうしであれば、70年代のディスコサウンドや、ハードロックなどだいたいミュージシャンを言えば話を合わせることができる。我々30代半ばで言えば、MTVやベストヒットUSAでかかっていた音楽をだいたい知っているものだ。日本のポップスが好きな人であれば、同時代の音楽は同じ世代どうしなら、ほぼわかるのではないだろうか。
 しかし最近は本当に音楽の嗜好が多様化細分化してしまって、紅白出場歌手の若手部門(演歌部門でない人)の中に、知らない人がいる!という事態も発生しやすくなっている。現在は世代間のギャップ(おぢさんだから知らない)というよりも、嗜好間のギャップの影響が大きいようだ。音楽の情報はあらゆるメディアに溢れかえっていて、インターネットなどでマニアックな嗜好の人たちだけでもある程度のコミュニケーションの場をつくれるので、もう勝手に好きな音楽を聞いていればいい時代なのだ。
 ビーイングのミュージシャンや小室ファミリーがミリオンヒットを飛ばしていたような時代は終わったといえ、今でもヒット曲は数十万枚の売上を誇っている。昔は数十万枚レコードが売れれば国民のほとんどがその曲を歌えたものだが、今では売上40万程度だと、国民の半分も歌えないのではないだろうか?年齢構成が高齢化して、急速に音楽嗜好の二分化(ポップス年齢と演歌年齢)が進んでいるのかもしれないが、CDの売上枚数の数字を押し上げる、何らかのからくりがあるのかもしれない。
 そういえば最近のCDの売上の低迷は、PCの普及により高音質のCDコピーが可能になったせいだ!ということでコピーコントロールのCDが一時急速に増え出したものの、最近はまた減ってきたように思う。iPodの普及の影響もあるのだろうが、音楽(特にポピュラー音楽)は大勢の人に共有され、歌われてこそ価値があると思うのだ。悪質なパクリはよくないとしても、著作権の保護よりは多くの人に聞かれ、歌われる音楽になることの方が重要なのではないだろうか。だからCDからの一次コピーというものは「あらゆるシーンで聞くために」認められてしかるべきものではないかと思うのである。それでもやっぱり好きなミュージシャンのCDは買うよなぁ。

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