2006.03.06

うわぁ、IT革命やぁ

 現在、IT革命ということばを使いこなせるのは、グルメレポーターの彦麻呂氏くらいなものだが、ここ10年間、IT革命なるものがもたらした社会の変化は非常に大きなものだった。
 20年ほど前には個人向けのコンピュータが普及し、それをネットワーク化した環境のもと、「マルチメディア元年」などと呼ばれていたが、その10年後、WindowsのGUIの進化とインターネットの普及により、それは「IT革命」と呼ばれた。
 しかしながら、この情報技術による革命を享受していない人や企業っていうのも結果として多かったのではないかと思うのである。PCとネットワークを活用した情報に関する投資というのは企業で様々な形で行われているが、それが好結果をもたらしていないケースも存在するのだ。
 例えば、書類の電子化によるペーパレスを狙ったもの、業務の効率化による人員削減、コスト削減を最終目標として情報に投資した企業はことごとく失敗しているのではないだろうか。
 今まで作成が難しかった様々な書類は、PCを通じていとも容易に作成できるようになり、結果的にコンピュータから出力される紙の帳票、書類は飛躍的に増加した。従って、ペーパレスどころか紙は昔より浪費されるようになったのである。また、年齢格差によるデジタルデバイドは、コンピュータ利用に関わる教育に費用をさき、コンピュータで作業するよりアナログの世界の方が仕事が早く進む、という人達も依然多い。
 最近ではネットワークで容易に情報にアクセスできるところから、セキュリティに関する費用の出費もかさむ。ムーアの法則で高速化するハードウェアに合わせて、更にソフトウェアもアップグレードしていくコストもかかる。ITによって全てが解決するかと思いきや、膨らむばかりのコストに辟易している企業も多いのではないだろうか。
 しかしながら、ITの活用の正しい捉え方をした企業もしくは個人は、飛躍的に大きな果実をつかんでいるのも事実だ。ビルゲイツ氏がかつて著書「思考スピードの経営」で著わした、リアルタイムな意思決定を最大限に活用しているところは、文字通りIT革命を起こして成功しているのである。
 少なくとも個人レベルでは、ITにより生活の様式が一変した人は多いだろう。でもそれが企業内で見ると、ホワイトカラーの生産性を上げたと言えるのは全体で見ると少数派のような気がしてならない。
 実際どうなんでしょうね。

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2006.01.28

検索ってすごい

 もうブログを初めて2年ほどになる。自宅の愛用のMacで毎日の様に書いている。そしてパーソナルコンピュータを使い始めてもう10年くらい経つ。だが、未だにインターネットその他をあまり使いこなしていないような気がする。実際には技術的なしくみはよくわからん。
 インターネットは、多くの人の仕事や遊び、商売など、今までのイノベーションをひっくり返す、大きな技術革新だったと思うが、その中で、私がもっともスゴい!と思うのは、サーチエンジン(検索サイト)の力である。世の中に何百万何千万とあるサイトの中から、調べたいキーワードに関わるサイトを探し出してくれるって、これがなかったらインターネットの利用も限られたものになっていたかもしれない。
 なかでも、googleは本当に広い世界から適切なサイトを自動的に瞬時に探し出してきてくれるので、結構重宝する。世界有数の企業になったgoogleのお偉いさんは、更にどんどん色んな仕様を追加してくれる。
 まず昨年感動したのがgoogleマップである。これはアメリカや日本など限られた地域がベースになるものの、多くの地域の地図が見られるだけではなく、衛星写真まで閲覧することができる。子どもの頃から航空写真や地図が大好きであった私にとって、エラく感動するツールだ。なおかつ画面の移動がマウスひとつで非常に簡単なのがよい。
 さらに気づかないうちに、今度はgoogle earthなるものもできており、これは地球上のどの地域でも宇宙から地球に接近する視覚的流れで、かなり地上に接近した衛星写真を閲覧できるのだ。すごすぎる。
 これが無料だというのだから、やっぱりインターネットはすごい、と感動せざるをえない。インターネットそのものよりも、無料でこんなサービスを提供してくれるツールを作ってくれるヒトって本当にエラつ言えるんじゃないだろうか。

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2005.11.11

接続のはなし

 インターネットが普及しだした頃、家庭のパソコンでインターネットに接続できるように設定するのは、結構面倒なことだった。現在のようにプロバイダの無料配布するスタートアップCD-ROMなどというものはなく、接続のための複数のソフトをひとつひとつインストールする必要があった。さんざん苦労して接続しても、当時の接続環境と言えば低速のダイヤルアップ接続で、遅い上に従量制の課金を気にしながらのインターネット接続であった。
 その後、回線はISDN、ADSL、光ファイバーといった具合に高速化し、定額料金も当たり前となり、初期設定も比較的容易になった。それでも全くの初心者で、PCの経験のないヒトが、ひとりで接続環境を整備するのはまだ難しい。これだけインターネットというものが日常的になってきたのだから、お年寄りでも子どもでも、つないだだけですぐインタ−ネット!という規格の統一が欲しいものだ。
 壁のインターネット用コンセントにつなぐだけで、面倒な設定なくすぐにインターネット、という環境が欲しい。旧来のメディアであるテレビもしくは有線電話と同じ位の簡便さが欲しい。
 はなしは変わるが、よく女性が「テレビとかビデオの接続って、私難しくてわからないの。お願い♡」と男性に接続を頼むことがある。大脳の構造上、性差により得意なもの、苦手なものがあるのはわかる。しかし、テレビとビデオの接続は単純に赤、白、黄のプラグを同じ色どうし、出力と入力の方向を確立して接続するだけである。難しいことは何もない。
 よくよく考えてみると、「テレビの裏に這いつくばって接続するなんて格好悪いし、面倒くさい」と考える賢い女性が、配線を接続できるというだけで女性に対して優越性を感じてしまうバカな男性を利用しているだけなのである。男性と女性の需要と供給が一致する瞬間なのだ。つくづく男性は単純なのだが、お互いwin-winの関係なのだからよしとするか。

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2005.10.15

システムギョーカイ

 1990年代後半から2000年くらいまでは、会社で様々な業務をシステム化するのが流行っていたような気がする。俗にいうITバブルの頃だろうか。そこで、システム開発とは関係ない部署に勤めている私でも、様々なソフトハウスやSE、プログラマーの方と接する機会が多かった。当時と今とでは状況が変わっているかもしれないが、このシステム業界というのも独特な世界だと感じるのである。
 我々プログラムのイロハも知らない人間にとっては、難しいプログラム言語を駆使して、ソフトを作り上げる方々の能力というのは羨望のまなざしである。しかし、実際にそうしたプログラマーや開発者の方と接してみると、高度なロジカルシンキングが出来る方から、最低限の論理思考すらできない方まで、能力はピンキリであると感じた。直接接するまでは、皆天才肌のビルゲイツチルドレンみたいな人ばかりかと思いきや、(一般の社会でも能力が千差万別であるように)いろいろな人がいるものである。
 それはさておき、この業界の価格設定には常々疑問に思う事が多い。ほとんどの成熟した近代の商取引において、価格設定というのは基本的には「顧客が求める値段」というものになっているはずである。しかし、この業界の方々だけは、「これをつくるのに何人何時間かかったから、その分のお金をちょうだい」という価格設定なのである。確かに高度なプログラム開発には費用と人手と才能が必要なのはわかる。しかし、他の企業なら「顧客の求める値段」になるまで合理化や効率改善など血のにじむような内部努力が行われ、低価格に持ち込まれるのがフツーである。ところがこのシステムの世界だけは、近代産業が起る以前のプリミティブな価格設定になっているような気がするのである。実際高いし。それはやはりプログラム開発が高度な天才の仕事、と外部の人には見えるからである。
 しかし先述の通り、高度なプログラムを見事に短期間で完成する天才もいれば、ロジカルシンキングのできない時間のかかる設計者やプログラマーまで様々、というのも事実である。天才に金を投資するのはしょうがないとして、ゆっくりと仕事をする人の人件費をユーザーが負担するというのは納得がいかない。
 ドラッカーはかつて「断絶の時代」の中で、「われわれは、生産者にとってのコストを中心とする価格理論を、買い手が欲するものを手に入れるために支払うものとしての価格の理論に変える必要がある。生産者のコストでなく買い手の価値を中心におく必要がある。」と述べていた(この抜粋は適切でしょうか?)。流通業界では一般的な考え方だと思うが、そろそろシステム業界もそうした転換期を迎えるのではないだろうか。実際一部の会社ではそうした価格設定のところも出てきているようだ。

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2004.09.09

マッキントッシュかウィンドウズか

 私がマックに出会った頃、パソコンを買うときに表題の選択はよくあることであった。「デザインや音楽を楽しみたい人はマック」「仕事で使いたい人はウィンドウズ」というのがフツーの結論であったと思う。当時はウィンドウズ95の登場でGUIの操作性がようやくマックに追いついた程度であったが、シェアに関してはウィンドウズ有利が確定してきた時代でもあった。
 私は絵や音楽をやりたかったので、迷わずマックを選び今日に至る。ソフトが少ない、他の人との互換性が低いなどの苦労は味わってきたが、コンピュータに向かうときのわくわく感や、洗練されたデザインに対する優越感などは代えがたいものだ。デザインや出版系でもない限り、会社はウィンドウズが当たり前なので、私は両刀使いであるが、Win2000以降、OSX以降の両OSについてはどちらも安定しているし、不自由を感じない。
 しかし例えばマックでココログをやっていても、ウィンドウズでは記事作成枠についているリンクボタンや文字の属性変更ボタンなどがsafariでは見えないので、リンクを貼るときはいちいちHTMLを書き込まなければならないのが面倒だ。肝心の音楽ソフトも最近ではウィンドウズ版の方がバージョンが高かったりするのだ。マックユーザーは完全な不遇の時代である。
 しかし、デザインの洗練ぶりは完全にウィンドウズのメーカーを凌駕し続けている。ハードディスクオーディオでiPodが圧倒的シェアを持っているのは、iTunesやミュージックストアの戦略が背景にあるとはいえ、やはりデザインのすばらしさからだろう。他のメーカーのものは正直持っていてかっこよくないものが多い。
 マイクロソフト社がガリバー企業になったのは優れたOSを作ったからというよりも、やはりゲイツ氏の優れた経営手腕によるところが大きいだろう。氏の「思考スピードの経営」などを読むと、氏が単なるパソコンおたく(失礼)ではなく、明確なビジョンを持った優れた経営者であることがわかる。同時にアップル社がPCではシェアを縮めながらも、今日まで何とか生き残ってこれたのは、ジョブズ氏が優れたアーティストであったことによるのかもしれない、と勝手に思ってみたりする。
 すみません、あまりコンピュータに詳しくないのに偉そうなことを書いてしまいました。

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