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2006.03.17

自転車置場問題

 私のような庶民だからこそ気づく問題なのだが、自転車置場というのはいろいろフクザツな問題をはらんでいる。
 自転車という乗り物は、動力が人力ながら、比較的楽かつ高速に長距離を移動することができ、吐く息以外の排気ガスを出さない、車やバイクより小さい、といった様々メリットがあり、様々な乗り物が闊歩する21世紀の現在であっても、まだ現役の夢の乗り物である。車ほどの駐車スペースを必要としないことから、目的地のすぐ近くまでアクセスできるアクセサビリティが他の乗り物と比べた上でのアドバンテージでもある。
 ヨーロッパでは自転車は乗り物のメインストリームとして市民権を持っており、専用レーンがあったり、電車に積み込めたりと非常に優遇されている。日本でもたいへん市民権を得てはいるのだが、いかんせんその量が多すぎる。市民権を得るどころか、現在ではその通行や放置自転車が厄介者になっている。
 郊外の通勤駅はおろか、都心の池袋といったターミナル駅ですら、駅周りの放置自転車は歩道や広場を占拠して非常に邪魔な存在である。そこで各自治体が自転車置き場を作るのだが、原則的に有料なので、そんなに利用されない。結局放置自転車の抜本的解決にはならない。行政の対応がどうこうではなく、日本では利用する人が多すぎることが問題なので、今後少子高齢化で自転車に乗るのが億劫なお年寄りが増えてくれば問題は改善の方向に向かうと思うのだが。
 私などは駅前に年間僅かな使用量を払って青空駐輪場の利用契約をしているのだが、自分の所定位置が定まっていないので、整理する人に動かされるわ、周りに倒されるわで、かなり自転車がボコボコになる。以前固定式の二段ラック置場の下段に置いていた時も、私のサドルが高すぎて出し入れしにくくなった上段の利用者が怒ったのか、サドルに穴を開けられたりした。公共の自転車置き場は、殺伐とした戦場なのである。
 私の住んでいる集合住宅の共同駐輪場も狭い屋根の下に位置を定めず置く形式なのであるが、住人以外が駐輪したり、以前住んでいた住人が置き去りにして転居したりと住人の数以上に一杯である。朝早く出かけて夜遅く帰ってくる私などは、いつも置くスペースが確保できず、雨の日の前など非常に口惜しい。
 しかし自転車ってのは、先述の通り時代を超えてそれ自体は非常に優れた乗り物である。何とか駐輪に困らない革命的なアイデアが欲しいものだ。

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Comments

エコサイクルという地下駐輪場がなかなか優れものだと思います。

Posted by: | 2008.07.10 at 11:03 PM

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