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2005.02.18

人間ドック

 私の会社では35歳になると、通常の健康診断に代えて、人間ドックを受診するよう指導される。ドックそのものは費用が高いので、約半額を健保組合からの補助で補うのだ。私自身はまだその年齢に達していないので、人間ドックを受けた事はないのだが、幸いにして普通の健康診断で異常項目が出た事はない。幼い頃大病を煩ったり、胃が弱い、鼻が弱いといった体の弱さを抱えているため、必然的にあまり体に無理のない生活を続けてきたからだろう。
 しかし、通常の健康診断では内蔵の細かい疾病までは見つけ出す事が出来ない。表面的には健康な私の体も、アルコールによって内蔵はぼろぼろになっているに違いない。ここで人間ドックが役に立つのだ。人間ドックは予防医療の観点から、人間をドックに入る船になぞらえて、あちこち調べて、大病になる前にみつけてしまえ、ということで始まったものらしいが、最近は健康志向の高まりから受診者が結構増えているらしい。私の会社でも、ドックでがんが見つかって早期摘出で助かった人もいる。
 しかし、一方でドックを受診した諸先輩方からいろいろな話も聞かされる。ひとつは胃の検査である。胃の検査は、バリウムによる検査と内視鏡(いわゆる胃カメラ)から選べるようになっているが、どちらもたいへんなものらしい。バリウムを飲むのが苦手な人もいるらしいが、バリウムを胃壁にひろげるため、まるで人形の様にあちこち台の上でころがされるのが屈辱らしいのだ。また、バリウムを早く体外に出す為に、下剤を飲まされるらしいが、ドックの帰りの車中で、パンツを白く汚してしまった(汗)という話も聞いた。
 一方胃カメラである。胃カメラは技術の高い医師と喉が敏感でない被験者という要素が重なればそんなにひどいものではないらしいが、通常は異物感に悶絶するようだ。
 先輩方はそうやってドック未経験者を脅す。
 最近はCTやX線等による検査被爆も問題にされているが、検査によって相当疲労してしまう人もいるようだ。健康のための検査が、体を疲れさせていると感じる人もいるらしい。
 それに、歳をとったら体が衰えるのはあたりまえだ。若い頃と比べて、悪い検査数値が出るのも当然である。数字というのは非情なもので、そこで悪い結果がでると、その数字を見て落ち込んでしまう、という悪循環も起りかねない。最近(非保険診療である)ドックは病院の大切な収入源であるとも聞くが、数字で脅すのではなく、年齢にふさわしい体の衰え方という観点でも指標を示して欲しいものである。

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